自らの正義のためには殺人をも厭わない美しき殺人者“脳男"。彼は生まれつき並外れた知能と肉体を持ちながら、しかし人間としての感情を持たない悲しき宿命を持つ。 そんな難役に挑戦するのは、爽やかな印象の強い生田斗真。この作品で俳優としての新境地を切り開きます。また深いトラウマを抱えながら“脳男"の謎に挑む精神科医に松雪泰子。 強い正義感を持ち“脳男"を追い続ける刑事を江口洋介が熱演。心に底知れぬ深い闇を持つ連続爆弾魔・緑川紀子は二階堂ふみが演じます。 強烈な個性を放つキャラクターたちが、それぞれの“正義"を胸に、互いを求めつつも、決して交わることなく、予測不能なドラマを展開。 そして究極のバトルの末に彼らが辿り着く“正義"とは? 原作は、その独創的な内容で江戸川乱歩賞を受賞した首藤瓜於による同名小説。 脚本は各映画賞を総なめにした『八日目の蝉』の監督・成島出が担当。監督には『イキガミ』『はやぶさ 遥かなる帰還』など人間ドラマで 定評のある瀧本智行。また撮影監督には、ロバート・アルトマン作品などで知られる栗田豊通をハリウッドから招聘。 撮影では最新のデジタル技術を導入し、世界に通用するハイクオリティな映像表現が実現しました。 キャストでは、太田莉菜や、染谷将太、大和田健介から、三石研、甲本雅裕、石橋蓮司、小澤征悦、夏八木勲と若手からベテランまで錚々たる俳優陣が脇を固め、 更には伝説のシンガーソングライター・山崎ハコ、『いつか読書する日』の監督・緒方明が俳優として出演。まさに超大作に相応しい豪華キャストが集結しました。 また作品のエンドを飾る主題歌として、伝説のロックバンド、キング・クリムゾンの名曲「21世紀のスキッツォイド・マン」を使用。 独特の音楽的手法や思考法で世情の不安を切り取る曲にのせ、『脳男』を観る者の記憶に深く刻み込みます。
都内近郊で無差別連続爆破事件が発生。刑事の茶屋(江口)は、ついに犯人・緑川(二階堂)のアジトを突き止めたが、確保できたのは身元不明の男(生田)だけだった。 緑川の共犯者と見なされた男は、その犯行が異常だったため精神鑑定を受けることに。担当の精神科医・鷲谷真梨子(松雪)は、一切の感情を出さない彼に興味を持ち、 真実の姿を探ろうと過去を調べ始める――。生まれつき並外れた知能と肉体を持ち、正義のため犯罪者を抹殺する感情を持たぬ殺人ロボット。そんな彼を人は“脳男"と呼んでいた――。 だが真梨子はどんな人間でも必ず人間性を取り戻せると信じている。 そんな中、緑川が真梨子の勤務する病院を襲撃し始める。それは“脳男"を誘い出すため。 緑川が“脳男"を求める理由は何か。真梨子の想いは“脳男"に通じるのか。“脳男"、緑川を追う茶屋の運命は…。 錯綜するそれぞれの<正義>を抱えながら、“脳男"と緑川の想像を絶する死闘が始まった…。
生田斗真 松雪泰子 二階堂ふみ 太田莉菜 大和田健介 染谷将太 / 光石研 甲本雅裕 小澤征悦 石橋蓮司 / 夏八木勲 江口洋介
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